写真●グーグルのChrome OSベースWeb会議システム「Chromebox for meetings」
写真●グーグルのChrome OSベースWeb会議システム「Chromebox for meetings」
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 グーグルは2014年7月30日、Chrome OSベースのWeb会議システム「Chromebox for meetings」(写真)を国内企業向けに提供開始したと公式ブログ上で発表した。ソフトバンクテレコムなどの代理店経由で販売する。価格(希望小売価格)は15万円で、初年度分の管理コンソール(ソフトウエア)使用料も含まれる。2年目以降は、同使用料として年額3万5000円が必要になる。

 Web会議システムに必要なハードウエアおよびソフトウエア一式をセットにして提供する。ハードウエアは、(1)Chrome OSを採用した Intel Core i7プロセッサ搭載の小型PC「Chromebox」、(2)オートフォーカスレンズを装備したフルHD(1080p 最大1920×1080ピクセル)対応のHDカメラ、(3)ノイズフィルタリング機能付きマイクを内蔵した据え置き型マイク/スピーカー、(4)背面にQWERTYキーパッドを備えたRF(電波)方式のリモコン---を同梱する。

 Chromeboxに搭載するソフトウエアは、ビデオチャットや画面共有機能などを備えたコミュニケーションサービス「Google+ ハングアウト」と会議室の予約機能などを備えた管理コンソール「会議室の管理」の二つ。

 なお、Chromebox for meetingsは同社の企業向けクラウドサービス「Google Apps for Business」と連携して利用することを想定した製品となっている。

 未契約の企業ユーザーでも「組織内でのChromebox for meetingsデバイス同士によるビデオ会議(即時開始)」と「組織外のGmail/Google Appsユーザーをビデオ会議に招待する」という基本機能は利用可能だが、契約している場合はこれらに加えて、「Googleカレンダーと統合した会議予約」や「ワイヤレス画面共有」、「Googleドキュメントを使った共同作業」などが可能になる。