写真●NECの川島勇CFO(最高財務責任者)
写真●NECの川島勇CFO(最高財務責任者)
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 NECは2014年7月30日、2014年4~6月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.5%減の5987億円、営業損益は70億円の赤字(前年同期は218億円の赤字)となった。NECモバイリングやNECビッグローブの非連結化により減収となったが、スマートフォン事業からの撤退が寄与して携帯電話端末の損益が改善した。

 官公庁や公共向けの「パブリック」セグメントが堅調。売上高は前年同期比15.7%増の1464億円となり、営業利益も伸ばした。「パブリック全体では1Qの受注は前年と比較して10%程度伸びた」と、記者会見した川島勇CFO(最高財務責任者、写真)は述べた。

 サーバーやビジネスPCなどが好調だった「システムプラットフォーム」セグメントも増収増益となった。

 一方、「エンタープライズ」「テレコムキャリア」「その他」の3セグメントが減収だった。

 2015年3月期通期の連結業績予想は売上高が3兆円(前期比1.4%減)、営業利益は1200億円(同13.0%増)で据え置いた。