写真●KDDIによるデモの様子
写真●KDDIによるデモの様子
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 KDDIは、「ケーブルコンベンション2014」(2014年7月29~30日、東京国際フォーラム)の会場において、同社の「Smart TV Box」向けに2014年秋以降に投入する各種アプリのデモを実施している(写真)。

 例えば、今年10月に開始を予定するのが、テレビ放送とWebサイトを同時に表示できるアプリ「テレWeb」である。CS放送のチャンネルやコミュニティチャンネルにおいて、番組に関連したWebサイトの情報を、テレビ放送の画面と同時に表示できるようになる。あたかも、データ放送で番組関連情報を提示するような画面を、既存のWebサイトを活用して実現できる。

 使い方は、アプリからチャンネルを選んで立ち上げる形態になる。画面サイズは利用者側で変更できる。Webサイトは、各社が用意しているスマホ向けサイトだと、文字数などが細かすぎずにちょうどよく表示できるという。

 Webサイトで動画も表示できる。この場合、放送の表示はオフになる。あるいは、放送を表示してWebサイトの動画の音声をオフにする表示も可能である。

 KDDIは、Webブラウザ処理と放送の処理に、それぞれの別のチップセットを用意しているので、処理性能の制限なく同時表示が容易に実現できると説明する。

 同社は、このほか「Smart TV Box」の新しい使い方の提案に向けて、リモート視聴(NAS経由型)、SmartTVCast(タブレットの画像を簡単にテレビ出力)、情報ウインドウなどのデモを実演している。また、現在は白で統一しているが、カラーバリエーションをそろえていく方針も明らかにした。