米Pinterestは現地時間2014年7月24日、従業員の多様性に関するデータを公開した(写真)。全従業員のうち男性の割合は60%、女性の割合は40%だが、技術職や管理職では男性が約8割を占める。同社は、「目指している状況には遠いが、目標に近づくよう取り組んでいる」としている。

写真●米Pinterestが公開した従業員の多様性に関するデータ
写真●米Pinterestが公開した従業員の多様性に関するデータ
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 同社技術系従業員の男女比率は、男性が79%、女性が21%となる。管理職を見ると、81%を男性が占め、女性は19%にとどまる。

 しかしPinterestは、エンジニアリング分野での女性採用を積極的に進めていることを強調。技術インターンでは男性の割合が68%と7割を下回り、女性が32%となる。昨年の女性の割合は29%だった。

 全従業員の人種構成は、白人が50%、アジア系が42%。ヒスパニック系が2%、アフリカ系米国人が1%となっている。

 前日には米Twitterも従業員の多様性に関するデータを公表した。同社全従業員の男女比率は、男性が70%、女性が30%。技術系従業員では男性が90%と圧倒的に多く、女性はわずか10%。管理職では男性が79%、女性が21%となる。

 従業員の多様性については、米Google、米Yahoo!、米Facebookもデータを公開している(関連記事1:Googleが従業員の構成比データを開示、「目指す多様性にほど遠い」、関連記事2:Yahoo!従業員の約4割が女性、リーダーは約8割が男性、関連記事3:Facebookも従業員の多様性データを公開、「なすべきことは多い」)。

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