写真●Firefox OS開発者向けレファレンス端末「Flame」
写真●Firefox OS開発者向けレファレンス端末「Flame」
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 Mozilla Japanは2014年7月25日、モバイル向けOS「Firefox OS」の開発者向けレファレンス端末「Flame」(写真)を28日正午に発売すると発表した。「Yahoo! ショッピング OSSストア」経由で購入できる。価格は、税込み、送料込みで1万9980円(離島など一部地域を除く)。

 任意の通信事業者のSIMカードを利用できるSIMロックフリー端末で、開発者が自由にOS(イメージ)を入れ替えられるように、ブートローダーのロックも解除された状態で出荷される。JATEおよびTELECの認証を受けているため、国内でも電気通信事業法や電波法に抵触することなく通信機能を利用できるとしている。

 ただし、出荷時に搭載するビルド済みFirefox OSには「日本語ロケールおよびIME」が含まれていない。日本語環境が必要な場合は、開発者自身でビルドするか、近日公開予定だという日本語対応版ビルドに入れ替える必要がある。

 端末のスペックは、CPUが動作周波数1.2GHzのデュアルコアプロセッサ(米クアルコム Snapdragon 200 MSM8210)で、メモリーはROMが8Gバイト、RAMが1Gバイト。外部メモリー増設用にmicroSDカードスロットを備える。ディスプレイは、画面解像度が854×480ドット(FWVGA)の4.5インチ液晶を装備する。

 カメラ機能は、背面がフラッシュ搭載の500万画素、前面が200万画素。内蔵センサー/デバイス関係は、GPS、加速度センサー、近接センサー、NFC、FMラジオなど。出荷時ビルドは国内のFMラジオ放送に非対応なので、利用するには再ビルドが必要になる。通信機能は、2G/3G通信(デュアルSIM対応)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)およびBluetooth 3.0。バッテリー容量は1800mAh。本体サイズは132×68×10mmで、製品重量は120gとなっている。