米Appleは次期パソコンOS「OS X Yosemite」の一般向けベータ版を公開した。OS Xベータプログラムを通じて提供する。

 OS X Yosemiteベータ版の使用を希望するユーザーは、ベータプログラムに参加することで、最新のプレリリース版を入手できる。OS X Yosemiteのさまざまな新機能をテストし、問題などを見つけた場合にAppleにフィードバックする。

 ベータプログラムでは先着100万人限定で登録を受け付ける。希望者は専用ページでApple IDとパスワードを入力し、引き換えコードを取得する。引き換えコードを使って「Mac App Store」からOS X Yosemiteベータ版をダウンロードする。

 Appleは2014年6月、開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)2014」でOS X Yosemiteを発表した(関連記事:Appleの次期OS「OS X Yosemite」は秋に正式公開、iOSとの連携強化)。より分かりやすいデザインに変更し、「Mac」パソコンと「iOS」搭載デバイス間の連携を強化した。発表と同時に開発者向けプレビュー版の提供を開始し、一般向けベータ版を夏に公開するとしていた。なお、最終版は今秋、無償でリリースする予定。

 OS X Yosemiteベータ版を使用するには、現行OSの「OS X Mavericks」が必要。開発段階であるベータ版はエラーやバグが含まれている可能性があるため、インストール前に現在使用しているマシンのバックアップをとっておくこと、サブのMacにインストールすることなどを、Appleは注意点として挙げている。