写真●NTTコムのデータ変換サービス「思い出あんしん保管」
写真●NTTコムのデータ変換サービス「思い出あんしん保管」
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 NTTコミュニケーションズは2014年7月23日、同社が提供中のデータ変換サービス「思い出あんしん保管」(写真)に申し込んだユーザーの個人情報を含む一部情報が、インターネット上で閲覧可能な状態になっていたことが判明したと発表した。思い出あんしん保管は、ビデオテープに保存されたアナログ映像をデジタル変換し、DVDに保存する作業を代行するサービス。

 対象となるのは、2013年6月20日から2014年7月18日まで同サービスに申し込み手続きをした最大378人のユーザー登録情報。具体的には、「氏名」「メールアドレス」「郵便番号」「電話番号」「住所」「マイポケット(同社オンラインストレージサービス)のIDおよびパスワード」「暗号化されたクレジットカード情報」の一部または全部。なお、クレジットカード情報については、「該当は2件」(NTTコム)だという。

 NTTコムでは、判明直後の7月18日にインターネットから閲覧できない状態に設定したといい、情報が閲覧可能な状態にあったユーザーに対しては、23日から個別にメールや電話、書面などで連絡をとってお詫びと今後の対応について説明するとしている。また、「現時点では個人情報の不正使用に関する申告は受けていない」(同社)という。