英会話スクール事業などを手がけるECCは2014年7月22日、ベネッセコーポレーションから漏洩した個人情報に関して、英語塾・英語進学塾の生徒募集を目的として高校1、2年生にダイレクトメール(DM)を送付した際、外部事業者から購入した個人データの一部に混入していた可能性があることを明らかにした。

 対象となるデータは、大阪府北部、兵庫県、名古屋市の高校1、2年生の個人情報の一部。ECCによれば、2014年2月から5月にかけて、購入した個人情報を利用して新規生徒募集のためにDMを送付したという。

 なお、同社では外部事業者から個人情報データを購入するに当たって、「適法かつ公正に入手したものであること」を条件として契約を締結しているといい、「不正手段により個人情報データを取得した事実や、ベネッセコーポレーションから流出した情報であると認識した上で、利用した事実はない」(ECC)という。

 また、ECC外語学院やECCジュニア・BS教室、個別指導塾ベストワンの生徒募集などに該当する個人情報データを利用した事実もないとし、「当社が保管している受講生の個人情報についても、従来通り厳重に管理保管している」(ECC)と説明している。