顧客満足度を調査している米American Customer Satisfaction Index(ACSI)が現地時間2014年7月22日に発表した調査結果によると、ソーシャルメディア部門では「Facebook」と「LinkedIn」が最もユーザーの満足度が低かったという。

 e-businessサイト全体の顧客満足度指数(100点満点)は73.4点で、1年前と比べ2.9%上昇した。特にソーシャルメディア、検索エンジン、ニュースおよびオピニオンサイトで改善が見られた。

 ソーシャルメディアに対する満足度指数は71点で、前年と比べ4.4%上昇した。しかし全体平均を下回り、カテゴリー別順位はワースト4と依然低い。

 「Facebook」と「LinkedIn」はソーシャルメディア部門で最下位の67点だった。いずれも昨年より8%上昇したが、同調査はFacebookの感情伝染実験が明るみに出る前に実施されている(関連記事:Facebookの感情伝染実験、米プライバシー団体がFTCに苦情申請、PC Onlineの関連記事:「ユーザーは実験用マウスではない!」、フェイスブックの感情伝染実験に批判集まる)。

 ソーシャルメディア部門トップは、76点(前年比6%増)の「Pinterest」が獲得した。「Wikipedia」は74点(同5%減)、「YouTube」は73点(同3%増)、「Google+」は71点(同横ばい)、「Twitter」は69点(同6%増)だった。

 ポータルおよび検索エンジン部門の満足度指数は前年比5.3%増の80点。「Google」が83点(前年比8%増)で他を引き離した。「Bing」は73点(同4%減)、「MSN」も73点(同1%減)、「Yahoo!」は71点(同7%減)だった。

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