中国のモバイル端末メーカーXiaomi(小米科技)が現地時間2014年7月22日に、新たなAndroidスマートフォン「Mi 4」を発表した。メタルフレームを採用するなど米Appleの「iPhone 5s」を意識したデザインで、複数の海外メディア(米PCWorld米TNW英Reutersなど)は「iPhoneの大型バージョン」といった印象だと指摘している。7月中に中国で販売を開始する。

写真●Xiaomiの「Mi 4」
写真●Xiaomiの「Mi 4」
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 Mi 4は5インチの1080pディスプレイを備え、米Qualcommの「Snapdragon 801」プロセッサ(2.5GHzクアッドコア)、3GバイトのRAMを内蔵する。1200万画素のメインカメラ、800万画素のフロントカメラを装備し、バッテリー容量は3080mAH。重量は149g。

 4G LTEに対応するが、当初はTD LTE方式で利用可能。年内にFD LTE方式をサポートする予定。

 本体価格は、16Gバイトモデルが1999人民元(約320ドル)、64Gバイトモデルが2499人民元(約400ドル)と伝えられている。多数の着せ替えカバーも用意する。

 まず3G版を中国で7月29日から販売し、4G版を9月にリリースする見込み。中国以外の市場での展開については未定。

 Xiaomiは2010年に設立され、最初のスマートフォンを2011年にリリース。ハイエンド端末をより安価で提供することで人気を獲得してきた。2014年上半期の販売台数は2610万台で、すでに2013年全体の販売台数を上回っている。2014年全体で6000万台、2015年に1億台の出荷を目指している(関連記事:中国スマホメーカーXiaomi、販売台数が急拡大、関連記事:コアなファンに人気! 中国スマートフォン界の寵児「小米(Xiaomi)」)。