エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト(NTTSMC)は2014年7月22日、メールアーカイブ機能付きのメールサーバーをSaaS型で提供すると発表した。同社がこれまで提供してきたメールサーバーのホスティングサービスに、新たにアーカイブ機能をオプションとして追加した。料金(税別、以下同)は、アーカイブ機能とメールサーバー機能を合わせて月額4万9000円から。

 メールサーバーやWebサーバーをクラウド上で仮想サーバーの形で提供するホスティングサービス「スマートコネクト マネージドサーバ」をベースに、メールをアーカイブするサービス「メールアーカイブオプション」をオプションで追加した。両者を組み合わせることにより、アーカイブ機能を備えたメールサーバーをSaaS型で運用できるようになる。アーカイブしたメールは検索することができる。

 アーカイブソフトには、エアーと日立システムズエンジニアリングサービスが開発/販売する「WISE Audit」を使う(関連記事:エアー、eディスカバリーを強化した新版メールアーカイバー「WISE Audit V6.0」を発表)。同ソフトは、企業が送受信する電子メールのすべてをアーカイブするソフトであり、保存メールの検索や、要注意キーワードのリアルタイム監視と通知、監査レポートの定期作成などが可能。

 今回NTTSMCが提供するSaaSの料金は、標準ディスク容量100Gバイトの場合、メールサーバーのホスティングが初期費用1万5000円、月額費用1万9000円。アーカイブオプションは、初期費用2万円、月額費用3万円。これらを合わせると、初期費用が3万5000円、月額費用が4万9000円になる。なお、メールアーカイブのディスク容量を追加する費用は、初期費用(作業費)が1回当たり5000円、月額料金が追加100Gバイト当たり6000円で、最大で2000Gバイトまで拡張できる。