写真●SlicePointの画面(プレビューモードの一つで、検索結果を1ファイル1行でプレビュー表示させた画面)
写真●SlicePointの画面(プレビューモードの一つで、検索結果を1ファイル1行でプレビュー表示させた画面)
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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は2014年7月22日、社内の文書ファイルなどを全文検索し、内容をプレビューで確認後にダウンロードできるソフト「SlicePoint」(写真)の新版を発表、同日提供を開始した。新版では、同ソフトの対象ファイルを拡大し、ExcelやWordのファイルやテキストファイル、画像ファイルなどにも対応した。

 SlicePointは、あらかじめ登録しておいたオフィス文書から必要なオフィス文書を検索しダウンロードするための文書管理サーバーソフトである。Webブラウザー画面から、文書ファイルの属性情報や内容(テキスト情報)を全文検索できる。検索結果のファイルは、ダウンロード前にWeb上でプレビュー表示できる。プレビューでは、検索に合致したファイルの全ページを表示するモードや、検索ワードを含むページのみを表示するモードなどを選べる。

 文書は、Webブラウザーから手動でアップロード登録する。SlicePointをオフィス文書の書庫として利用することで、これらオフィス文書を社員間で共有できる。登録時には、内容が同一のファイルが二重に登録されないようになっているという。

 今回の新版では、登録/検索できる文書ファイルの種類を大幅に増やした。従来のSlicePointでは、PDFとPowerPoint 2007以降(pptx)の2種類しか扱えなかった。新版では、これらに加えて、PowerPoint 2003以前(ppt)、Excel 2007以降(xlsx)、Excel 2003以前(xls)、Word 2007以降(docx)、Word 2003以前(doc)、テキスト、画像(png、jpeg)も扱えるようにした。

 新版ではまた、プレビュー画面のページ送り/戻しを高速化した。従来はページ送り/戻しのたびにプレビュー用の画像を読み込んでいたが、新版では前後の画像を先読みしておくようにした。

 価格(税別)は、最小構成となる50ユーザーまでで月額1万6000円。これ以上の規模はそれぞれ、月額3万円(100ユーザーまで)、月額5万円(200ユーザーまで)、月額7万円(300ユーザーまで)、月額8万5000円(400ユーザーまで)、月額10万円(500ユーザーまで)。500ユーザーを超える場合は、100ユーザーにつき月額1万8000円を追加する。