写真●「ベネッセウィメンズパーク」および「ベネッセライフスマイル ショップ」のトップページに掲出されたお詫び文
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 ベネッセホールディングス(以下、ベネッセ)は2014年7月21日、ベネッセコーポレーションが管理する顧客の個人情報が大量に漏洩した事件に関して、新たな判明事実として、生活事業サービスの顧客情報が漏洩していたと発表した。

 漏洩事実が確認されたサービスは、通信販売サービス「ベネッセライフスマイル ショップ」および女性向け口コミサイト「ベネッセウィメンズパーク」の二つ(写真)。

 同情報漏洩事件では、グループ会社であるシンフォームの業務委託先元社員である松崎正臣容疑者(不正競争防止法違反の容疑で17日に逮捕)が、個人所有するスマートフォンに個人情報をコピーして持ち出したことが判明している。

 ベネッセによれば、警察の要請を受けて容疑者のスマートフォンに残っていたデータを鑑定した結果、同社が管理する顧客データとすべて一致することが確認できたという。この際、上記生活事業サービスの登録ユーザー情報が漏洩したことが新たに判明したとしている。

 スマートフォンに残されていた個人情報の件数は、これまでの漏洩分も合わせて合計約2260万件(重複データを除いた件数)で、内容は「郵便番号」「氏名(漢字およびフリガナ)」「住所」「電話番号」「性別」「生年月日」「出産予定日(一部のサービス利用者のみ)」「メールアドレス(一部のサービス利用者のみ)」の8項目。

 ベネッセでは、今回新たな流出対象となった顧客に対して、個別に直接連絡する方針だという。ユーザー登録時などに「案内不要」と答えた顧客にも連絡するとしている。