サムライインキュベートは2014年7月21日、イスラエルのテルアビブ市にコワーキングスペース「Samurai House in Israel(SHI)」を開設すると発表した。オープンは31日。日本のスタートアップの進出支援、イスラエルのスタートアップと日本の企業や投資家をつなぐ場、イベントなどのスペースとして活用する(写真)。

写真●サムライインキュベートがイスラエルのテルアビブ市に開設するコワーキングスペース
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写真●サムライインキュベートがイスラエルのテルアビブ市に開設するコワーキングスペース

 SHIはコーワキングスペースのほか、会議室やイベントスペースなどで構成。2014年のSHIでの活動目標としてサムライインキュベートは、入居スタートアップ数30社、イベント回数50回、大企業入居数5社を掲げている。

 イスラエルは“中東のシリコンバレー”と呼ばれており、ハイテクスタートアップが年間700社以上生まれている。米国の大手IT企業なども研究・開発拠点を現地に構えており、現地スタートアップとの協業、さらにはそうした企業のM&A(買収・合併)も積極的に行われている。

 サムライインキュベートではこうした背景のもと、5月中旬より同社代表取締役CEOの榊原健太郎氏がテルアビブを拠点に現地で活動している。

 同社のイスラエルでの活動は大きく次の三つ。(1)イスラエルの投資家から日本のスタートアップへの投資促進、(2)イスラエルのハイテクスタートアップへの投資や日本進出の支援、(3)現地のハイテクスタートアップと日本の大企業との提携などの支援、である。

 同社がトヨタIT開発センターと共同で現地で開催するハッカソンは、(3)の活動の一環となる(関連記事:トヨタIT開発センターがイスラエルでハッカソン、クルマ情報使いアイデア発掘)。