写真1●ゲリラ雷雨ガールのチームメンバー4人 左から藤岡茜さん、松雪彩花さん、眞家泉さん、堀井雅世さん
写真1●ゲリラ雷雨ガールのチームメンバー4人 左から藤岡茜さん、松雪彩花さん、眞家泉さん、堀井雅世さん
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写真2●ゲリラ雷雨ガール活動の様子(イメージ) センターからの指令を基に現地へ急行、スマートフォンで雨雲を撮影する
写真2●ゲリラ雷雨ガール活動の様子(イメージ) センターからの指令を基に現地へ急行、スマートフォンで雨雲を撮影する
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 ウェザーニューズは2014年7月18日、近年夏季に多発している雷を伴う局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」を高精度に予測するために、スマートフォンを活用して現地から雨雲の監視データを集めるための専門チーム「ゲリラ雷雨ガール」(写真1)を結成したと発表した。

 チームメンバーは、ウェザーニューズ予報センターから指令を受けてゲリラ雷雨発生の可能性があるエリアへ急行、センターと連絡を取りながら現地でゲリラ雷雨の前兆となる雨雲の様子をスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を用いて撮影する(写真2)。また、24時間最新の天気情報を生放送するインターネット気象情報番組「SOLiVE24」を通じて現地からの生中継も行う。

 「現地の正確な情報が予報センターへリアルタイムに伝わることで、地域の雲の情報をより詳細に把握でき、地域の天気予報の精度向上に役立てられる」(ウェザーニューズ)としている。

 同社では、多数の個人ユーザーが隊員として参加して雨雲観測データを集めることにより、ゲリラ雷雨の発生を高精度で予測する、いわゆる「集合知」に基づく取り組み「ゲリラ雷雨防衛隊」を2008年から毎夏実施している。今回のゲリラ雷雨ガール結成もその取り組みの一環。2013年度は全国平均9割以上の確率で事前にゲリラ雷雨を予測し、平均53分前に会員向けにメールで通知できたという。