ベネッセコーポレーションから大量の顧客個人が漏洩した事件で、複数の報道機関が2014年7月17日、警視庁が不正競争防止法違反(営業秘密の複製)の疑いで、同社の顧客データベースを管理していた業務委託先の技術者を逮捕したと報じた。2013年末から数回にわたりデータベースにアクセスして顧客情報を入手し、数百万円で名簿業者に売却していたという。

 ベネッセホールディングスはこの逮捕を受け、18時から都内で会見を開く。

 同社は17日午前、経済産業省に対し、個人情報保護法の規定に基づき、漏洩の事実関係や再発防止策を示した報告書を提出した。現在も社内外の関係者への聞き取りなどの調査を行っているほか、漏洩が発生したデータベースを含めた社内データベース全体について、調査を実施している。