電通は2014年7月16日、テレビ朝日とホイチョイ・プロダクション、トルクと共同で、テレビ番組の世界観と連動した体験型エンタテインメントの「東京上級ゲーム」プロジェクトと、同プロジェクトを運営する製作委員会「江戸東京研究所」を立ち上げたと発表した。

 「東京上級ゲーム」は首都圏(東京都を中心とした地域)を舞台に7月16日から展開している。専用の無料アプリを対応機器にダウンロードして使用することで、誰でもゲームに参加できる。

 専用アプリはARテクノロジーとエンタテインメントを融合させたもので、ARマーカーが設定されたゲートの対象物をアプリの虫メガネツールで見ると、アプリ搭載の「謎」を語る機能が始動する。この仕組みにより、街中のあらゆるものが参加者に「謎」を語りかけるようにする。

 参加者はテレビ朝日で放送中の「東京上級デート2」で展開される古都・江戸の世界観をベースとしたストーリー上の登場人物となり、「リアル」と「ネット」のメディアに隠された「謎」解きに挑戦する。ストーリーには、テレビ番組や小説、映画、漫画、音楽、あるいは歴史上の出来事などが取り入れられている。

 ストーリーに込められた「謎」は、ネット上や日常生活を取り巻くメディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など)や、街のお店や看板、そこで流れている音楽などあらゆるところに隠されている。参加者は住む街を実際に巡りながら、謎を解き続けてゴールを目指す。

 今回のプロジェクトでは、トルク社が専用アプリの開発を、ホイチョイ・プロダクションが「謎」のプロデュースを担当している。テレビ朝日は番組提供を、電通はトータルプロデュースをそれぞれ行う。

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