写真1●デルのChrome OS搭載11.6型ノートパソコン「Dell Chromebook 11」
写真1●デルのChrome OS搭載11.6型ノートパソコン「Dell Chromebook 11」
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写真2●Dell Chromebook 11にマウスとUSBメモリーを接続したところ、問題なく動作した
写真2●Dell Chromebook 11にマウスとUSBメモリーを接続したところ、問題なく動作した
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 デルは2014年7月17日、米グーグルの「Chrome OS」を採用したノートパソコン「Dell Chromebook 11」を日本国内で発売すると発表した。10月までに発売する。価格は未定だが、米国での販売価格である300ドル(約3万500円)と同程度に設定する。

 7月14日にグーグル日本法人がChromebookシリーズを発表した際に、日本で発売するメーカー5社のうちの1社としてデルの名が出ていた(関連記事:グーグルがChromebookを国内展開、企業・教育機関向けに7月から)。デルはChromebookを米国などで発売済み。日本を含むアジア諸国での投入は初めて。

 Dell Chromebook 11は11.6型液晶ディスプレイ(解像度1366×768ドット)とキーボードを備える。CPUはCeleron 2955U(1.4GHz)。メモリーは4GBか2GBを選択できる。

 ストレージは16GBのSSD。IEEE 802.11a/b/g/nとBluetooth 4.0を備えるが、有線LANポートはない。他にHDMIポート、USB 3.0×2、SDカードリーダー、ヘッドホン兼マイクの端子を備える。ディスプレイ上部に「720p HDビデオ」対応のPCカメラを内蔵する。重さは約1.32kg、バッテリーで約10時間動作する。

 Dell Chromebook 11はWindowsとは異なるChrome OSを採用しているため、Windowsを前提とした周辺機器を接続してもそのまま動作するとは限らない。デルによれば、一般的なUSBメモリーやマウスは接続するだけで動作することが多いという(写真2)。印刷は、Googleが提供する「クラウドプリント」などのサービスの利用を想定している。

 当面、法人・教育機関向けに限定して販売する。個人向けには販売しない。Windowsパソコンとはユーザーサポートのノウハウが異なるため、大口販売に限定してサポート体制を整える方針だ。