富士通は2014年7月15日、製造業向け生産管理ERP(統合基幹業務システム)「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA G2(以下、GLOVIA G2)」をクラウドサービスに対応させ、同日から提供を始めると発表した。対応するクラウドサービスは、ニフティが提供する「ニフティクラウド」。現時点では、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureなどには対応していない。

 GLOVIA G2は、2010年1月から出荷を開始しており、国内で約50社、約150拠点、海外を含めると約1200拠点に導入実績があるERP製品である。富士通によると、GLOVIA G2がニフティクラウドに対応したことで、ユーザーは規模の小さな生産拠点でも、インフラ基盤を持たずに柔軟な生産管理ができるようになるという。

 参考価格は、GLOVIA G2が120万円から。ニフティクラウドが月額15万6000円からである。富士通は2018年3月期までに、GLOVIA G2で累計売上高10億円を目指すとしている。