日本マイクロソフトは2014年7月14日、ジェスチャー入力装置「Kinect」のWindows向け次世代モデル「Kinect for Windows v2センサー」(写真)を15日からオンラインストア「Microsoft Store」)で先行販売すると同社ブログ上で明らかにした。

写真●Kinect for Windows v2センサー
写真●Kinect for Windows v2センサー
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 主にNUI(Natural User Interface)アプリケーションの開発者や研究者を対象とした、正式販売前の「オープンベータ版」という位置付け。価格は2万1578円。現行センサーの「Kinect for Windowsセンサー」も継続販売する。

 Kinect for Windows v2センサーは、現行センサーと比べて、騒音分離機能を備えた指向性マイクアレイと高解像度カラーカメラの搭載などにより、認識精度が大幅に向上。骨格追跡機能は、指先を含めた25カ所の体部位を追跡可能で、同時に6体を追跡できるようになった(現行センサーは20カ所で同時4体)。

 さらに、ライティング環境に左右されずに顔の特徴や手の位置を認識できる「アクティブIR(赤外線)」の搭載や、撮影範囲(設置場所)の制限を緩和する視野角拡大などの機能追加や強化も図られている。

 なお、販売するのはセンサー単体で、製品パッケージにソフトウエアは付属しない。同センサーを利用したアプリを開発するには、ソフトウエア開発キット(SDK)「Kinect for Windows SDK 2.0」が別途必要になる。