写真:Getty Images
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 今から5年後、米IBMがITサービス最大手の座を明け渡すことになるかもしれない。

 現在2位のアクセンチュアは6年増収を続け、IBMとの差はこの6年間で約1兆6000億円縮まった。両社とも直近5年間の増減率が続くとすれば2022年にアクセンチュアがIBMを抜く。

 高いコンサルティング料で儲けていると思うかもしれないが、主力はシステム構築・運用だ。しかも外注を多用する国内ベンダーと違って受注した仕事は40万人超の社員がこなす。それでいて利益率は15%を誇る。

 成長しながら稼げる謎を解き明かそう。伸び悩むITベンダーはもちろん、ITの力で事業創造を狙うユーザー企業もベンダー選定の参考になるはずだ。

岡田 薫

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