写真:陶山 勉
写真:陶山 勉

クラウドは強力なインフラだが、限界も存在する。代表はIoT(インターネット・オブ・シングズ)だ。ネットワークを経由することで発生する、わずかな遅延が制約をもたらす。端末でも処理を受け持つ「エッジコンピューティング」が、IoTの解となり得る。自動運転やAR(拡張現実)など、用途は実に幅広い。ディープラーニングとも相性がよく、情報漏洩などの懸念も払う。産業用ロボットや工作機械で世界トップを走るファナックも、IoTプラットフォームの構築で「エッジ」に挑む。クラウドを補完するエッジの最先端を追った。

岡田 薫、浅川 直輝、高槻 芳、中田 敦=シリコンバレー支局

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