写真:Getty Images
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ユーザー企業のシステム開発の現場で新たな内製への挑戦が始まっている。多くの企業が重要な経営課題とする「デジタルビジネス」への対応が狙い。自ら手を動かし、利用者や業務部門のニーズに合わせて素早く改善し続けることで、新たなビジネス価値の創造を目指す。こうした“デジタル内製”を技術面で支えるのがパブリッククラウドの進化だ。インフラの調達を簡単にするだけでなく、最新技術を手軽に使えるメリットが生かせる。内製の体制づくりに向け、社外のプロを大胆に引き込む企業も少なくない。クラウドを武器にIT部門はデジタルビジネスの担い手になれるのか、その覚悟が問われている。

高槻 芳、森山 徹

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