朝日新聞のIT専門記者である著者が、2016年のアメリカ大統領選挙に影響を及ぼしたとされる、フェイク(偽)ニュースの実態をまとめた。嘘が広がる背景には、個人の嗜好に応じて情報を届けてくれるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や検索エンジンの存在がある。知りたい情報が集まる一方で、事実を突きつけられると逆に誤解への確信を強める「バックファイア(反発)効果」に陥る人もいるという。
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