図 日立製作所の2014年3月期セグメント別業績
情報・通信システムが変革のけん引役
日立製作所の東原敏昭社長兼COO(右)(背景:Getty Images/写真:新関 雅士)
図 日立製作所の2014年3月期セグメント別業績
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売上高10兆円と7%超の営業利益率は必達目標―。V字回復した日立製作所は東原敏昭新社長の下、改革を加速中だ。
挑むは、米GEをはじめ2桁の営業利益率を誇る欧米の先進企業である。世界の競合と伍していくには、「三つの壁」を超えることが急務。ビッグデータ事業の商機拡大、情報・通信事業のグローバル化、IT活用による「筋肉質」経営の実現だ。
日本企業がグローバル化で成功するか否か。その試金石となる「日立の次の一手」に迫る。

小笠原 啓=日経ビジネス

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