今年も数多くの展示企画や講演でにぎわったITpro EXPO 2014(写真)。10月15日から17日までの3日間の会期中に東京ビッグサイトの展示会場および講演会場を取材して、ITproのニュースとして公開した記事は120本を超える。その中から、人気を集めたアクセスランキング上位の記事ベスト50を紹介しよう。

写真●数多くの来場者でにぎわうITpro EXPO 2014展示会場
写真●数多くの来場者でにぎわうITpro EXPO 2014展示会場
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 ランキングトップになったのは、ビジネス・ブレークスルー大学、大前研一学長の基調講演のニュース記事だ。講演のタイトルは「2020年、日本企業飛躍のカギ」。大前氏は、産業界を支える一人ひとりが「変わった発想をするとがった人間」へとシフトするための様々なポイントを解説した。

 そのポイントの一つが、「この大企業をぶっつぶすためにはどうすればいいか」と、毎日、頭の中で思考実験を繰り返すこと。「ぶっつぶす」というのはなかなか物騒な話だが、大企業と同じ事業やサービスを、クラウドなど多彩なテクノロジーを組み合わせることで実現できないかと考えることで、アイデアが浮かぶものだと大前氏は言う。

 ランキング第2位は、乃木坂46による特別企画のニュース記事だ。これは、ゴルフを通じて「ウエアラブル」を学ぼうという「アイラブル★ゴルフ with 乃木坂46」という名のイベント。ACCESSの3Dゴルフスイングセンサー「フルミエル」を使い、レッスンプロがスイングデータをチェックしながら、ゴルフ初心者の乃木坂46メンバーが上手くなっていく様子を舞台上で実演してみせた。

 これら2つの記事以外でも、上位には講演やパネルディスカッションの記事が並んだ。ITproの人気コラム「木村岳史の極言暴論!」のライブ版、木村岳史の極言暴論ライブの記事や、ウエアラブルビジネスを手掛けるパネリスト3人による「ウエアラブルデバイスで儲ける」というパネルディスカッションの記事、日経コンピュータ浅川直輝記者による「ベネッセ問題を斬る~情報漏洩事件は、なぜ起きたのか」という講演の記事が、それぞれベスト3~5を占めた。

 ランキング全体を見渡すと、IoT(Internet of Things)関連の記事が目につく。

 例えば、ITpro EXPO AWARD 2014で大賞を受賞したインテル「Edison」の活用例の展示や、Edisonを使ったIoTゲートウエイ試作機、IoTに関する米マイクロソフトの講演パネルディスカッション特別鼎談などの記事だ。

 あらゆるモノがインターネットにつながるIoTの時代が近い将来に到来すると言われているものの、その具体像やビジネスモデルがよく見えないだけに、IoTに関しては高い情報ニーズがあるものと思われる。

 このほか、クラウド、ビッグデータ、セキュリティ、スマホ・タブレット、Windows 2003移行対策など幅広い分野のニュース記事がランクインしている。見逃した記事があったら、ぜひ読んでみていただきたい。

ランキング1位~10位

第1位 「使って体験して自分を放り込む」、大前研一氏が教える21世紀の人材
第2位 乃木坂46がゴルフに挑戦、スイングNo.1は橋本奈々未さん
第3位 このままではIT部門は“終活”が必要――「木村岳史の極言暴論ライブ」
第4位 「ウエアラブルで儲けるには?」、専門家3人がパネル討論
第5位 ベネッセ事件はなぜ起こったか、日経コンピュータ浅川記者が講演
第6位 菓子のケースがLinuxコンピュータに、超小型デバイスをインテルが試作
第7位 iPhoneを越えるAndroid機は登場するか?「スマホ・タブレット満足度ランキング」
第8位 「法律を最先端にして世の中を変える」、平井自民党IT戦略特命委員長
第9位 「OpenStackは世界を席巻している」、OpenStack Foundationのフィフィールド氏
第10位 国内発売迫る「Edison」、ドローンやロボットでの活用をインテルが提案