米アマゾン・ドット・コムの音声アシスタント「Alexa」向けの拡張機能。サードパーティの参入で対応機能が増えている。米グーグルも同社の音声アシスタント向けに同様の拡張機能の仕組みを提供している。
LINEとグーグルは2017年10月上旬、それぞれスマートスピーカーを国内で発売した。どちらも独自の音声アシスタントを搭載しており、国内でも話しかける家電が本格的に利用できるようになる。音声アシスタントは話し言葉を理解して答えを返すだけでなく、音声コマンドで拡張機能を呼び出すこともできる。
この拡張機能については、スマートスピーカーを他社に先駆けて製品化した米アマゾン・ドット・コムの「Alexa」向けのものが急速に増加している。2017年1月時点で7000個だったものが、9月には2万5000個を超えたという。同社ではこうした機能拡張のことを「技」や「技能」を意味する「スキル」と呼んでいる。音楽の一部を聞いて曲名や歌手名を当てるクイズや、冷蔵庫の食材から作れる料理のレシピを答えるスキルなど、幅広いジャンルのスキルがそろっている。特に教育やゲーム分野との相性が良く、家族そろって楽しめる機能が多い。
グーグルは、同社の音声アシスタント「Google Assistant」向けの機能拡張のことを「アクション」と呼ぶ。日本語対応のものもあり、例えばGoogle Homeに「OK Google、日本史語呂合わせと話したい」と呼びかけると、会話で遊べる日本史語呂合わせクイズが始まる。