異なるWebサービスを連携させて使えるプラットフォーム。複数の機能をまとめた「アプレット」も提供されている。最近では、IoTデバイスとWebサービスを連携させる仕組みに利用されることが増え、注目度が高まっている。

 IFTTT(イフト)は、「Twitter」や「Facebook」といったクラウドサービスを連携させるプラットフォーム。無料で利用でき、パソコンのみならず、スマホやタブレット端末でもアプリを介して使える。米国の同名の企業が2010年12月に提供を開始した。サービス名は「IF This Then That」の頭文字から取っている。

 IFTTTにはTwitter、Facebook、グーグルの各種サービス、「Instagram」「Evernote」「Dropbox」など、日常的に使うサービスが登録されている。加えて、家電、ブログ、ビジネス、クラウド、写真といった豊富なカテゴリーを用意し、目的に応じたサービス同士を連携できる。2017年8月上旬の時点で日本語には非対応だが、「LINE」は登録済みだ。

 使い方はアイデア次第。例えば、特定のハッシュタグを付けたTwitterの投稿をEvernoteに自動で保存したり、Instagramの投稿を「Gmail」で友人に自動で伝えたりといった使い方ができる。こうした連携パターンはWebサイトやスマホ向けのアプリ上で簡単に作成でき、「アプレット」として公開可能。サービス側が提供するアプレットも多い。最近は、IoTデバイスと連携するアプレットが増えている。

Webサービスを連携させるIFTTT
Webサービスを連携させるIFTTT
IFTTT(https://ifttt.com/)に公開済みのアプレットはカテゴリーごとに分類され、目的に応じて探せる
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