国内のスマートフォン利用者が1カ月に使っているデータ通信量の平均。MM総研が2015年6月に、同年4~5月に実施したユーザー調査の結果を公表しました。

 自身の通信量を把握していると答えた人のうち、「1GB以下」と答えた人は24.1%、「1GB超~2GB以下」は23.8%。ほぼ半数の人が月間2GB以下で済んでいるわけです。

 一方で「5GB以下」「7GB以下」と回答した人もそれぞれ8.5%、10.5%おり、こうした利用頻度の高い人が平均を押し上げています。ただ、調査対象者の6割強は通信量を「把握していない」と答えています。

 NTTドコモやKDDI(au)など大手通信会社は2014年から順次、新料金プランの展開を進めています。基本料金に音声通話料を含め、ユーザーの国内通話を話し放題にした一方で、データ通信は月間2GB、5GB、8GB…とユーザーがプランを選ぶ方式を採用。「月間7GB以内なら定額」という旧料金と比べて、従量制に近い色彩になりました。

 月間2GB以内で収まっているのに5GBのプランを契約しているといった場合、通信会社へ不必要に高い料金を支払っていることになります。月間のデータ通信量は「My docomo」「auお客さまサポート」など各社のウェブサイトで確認できるので、把握しておくべきです。

 プロバイダーなどが提供している格安LTEも、通話料は別途かかるものの月間3GBまで使えて1700円強といったプランが数多くあり、通信コストの削減に有効です。