業種 バッファロー・IT・ソリューションズ
サービス提供スピードが1.5倍に、営業に社内チャットアプリ導入

2015/06/01
西村 崇=日経情報ストラテジー (筆者執筆記事一覧
写真1●バッファロー・IT・ソリューションズで利用している社内チャットアプリ「InCircle」の画面
写真2●InCircleを現場で活用しているバッファロー・IT・ソリューションズの後藤宏聡ITソリューション事業営業部長

 個人や企業向けにパソコン設定や、ネットワーク、ストレージ関連サービスを手掛けるバッファロー・IT・ソリューションズ(東京・中央)は数カ月の試用期間を経て2015年4月、AOSモバイル(東京・港)が提供する社内チャットアプリ「InCircle」を導入。営業部門30人のコミュニケーションツールとして活用を始めた(写真1)。

 InCircleは専用のスマートフォンアプリを使って、社内のメンバー同士が、LINEのようなチャット形式でコミュニケーションをとれるツール。トピックごとにグループを作れる。PCからも閲覧、書き込みができる。また企業向けに、通信経路の暗号化や、スマホの紛失時にデータが残らないようにするといったセキュリティ機能も充実させている。

 バッファロー・IT・ソリューションズでは、外回りの営業担当者が主にスマートフォンから利用し、部長などの管理職や社長がオフィスの自席パソコンからアクセスしている。

出先の営業担当者へ指示が着実に届く

 本格導入してまだ2カ月ほど。「外出している営業担当者に上司が指示を出すのに便利」と、バッファロー・IT・ソリューションズの後藤宏聡ITソリューション事業営業部長は話す(写真2)。

 従来、外出先の営業担当者との連絡手段はメールが中心。営業担当者がスマホのメールアプリを開かなければ、伝わらないという課題があった。電話も営業担当者が商談中ではつながらない。

 InCircleでは、チャットで指示を出すと、スマホの画面にその内容がポップアップで表示される。「顧客への商談に入る前に、営業担当者が気づきやすくなった。商談直前に顧客に確認してほしいことを伝えられる」と後藤営業部長は話す。

新サービス立ち上げ時には市場調査に生かす

 後藤営業部長はこのツールを、新規サービスの立ち上げに役立てた。

 そのサービスとは2015年5月11日に発表した、iPhone出張修理サービスの「スマッ修!」。専門スタッフが企業のオフィスや個人宅に出張して、顧客の前で、割れたカバーガラスの交換などを行うサービスだ。

 iPhoneを一斉導入した企業でも、有償で製品保証期間を延長して、保守対策をしているケースは少ない。新サービスには、個人や企業からだけでなく、「ぜひ商材として扱いたいとIT関連企業からの問い合わせも多い」と後藤営業部長は明かす。

 スマッ修!の企画検討段階で後藤営業部長は、InCircleをマーケティングツールとして活用した。ストレージの売り込みで企業を訪問する営業担当者に、後藤営業部長は、「ついでにiPhoneを業務で使っているかどうかと壊れた時の修理をどうしているのかを聞いてほしい」と指示。多くの企業でiPhone修理に困っている実態がつかめたという。

 さらにサービス立ち上げ段階では、外出が多い担当者同士がInCircleでやりとり。「担当者が戻ってくるのを待つ必要がなく、サービスの立ち上げもスムーズに進められた。1.5倍くらい決めるスピードが速まった気がする」と後藤営業部長は話す。

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