ポイントはここ!

■学生が自前のパソコンで授業を実習できるBYODを実現
■仮想デスクトップの採用で、授業に合わせた履修環境を自在に構築へ

神奈川工科大学

 神奈川工科大学は情報工学部の学生2000人弱を対象に、2015年4月から授業でBYOD(Bring Your Own Device)を導入する。学生は持参したノートパソコン(PC)を使って、プログラミングやWebサイト構築など実習を伴う授業を履修できる。

 といっても、有償も含まれる教材用ソフトウエアを学生のパソコンにインストールする必要はない。ノートパソコンをシンクライアントとして使うことで、教官が前もって作成したデスクトップ環境を、学内LANを通じて利用できるようにした。

 学生は授業後も、空いた教室などでデスクトップ環境にアクセスして自習ができるようになる。システム導入を主導した情報工学部情報工学科の五百蔵重典教授は「検証が済み次第、学生がインターネット経由でも自宅学習できるようにしたい」と意気込む。