ポイントはここ!
  • クラウドへの移行はバックアップソフトを活用し、短期間で完了
  • 残るファイルサーバーもオンラインストレージへの移行を計画
熊谷組

 準大手ゼネコンの熊谷組は2015年7月から8月にかけて、基幹システムを刷新。クラウドサービス上に全面移行した。採用したのは米ヴイエムウェアのクラウドサービス「vCloud Air」だ。さらにバックアップ用途に、米アマゾン・ドット・コムのクラウドサービス「AWS」も活用し、データ保全のための万全の体制を築いた(図1)。

図1●クラウドをフル活用したITインフラへの刷新を続ける熊谷組
図1●クラウドをフル活用したITインフラへの刷新を続ける熊谷組
サーバーの更改時期に合わせて、2015年に基幹システムを米ヴイエムウェアのクラウドサービス「vCloud Air」へ移行した。
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 同社はクラウドを活用することで、あらゆるITインフラを刷新する「クラウドファースト」の取り組みを進めている。2014年にはオンプレミスで運用していたグループウエアを米グーグルのクラウド型グループウエア「Google Apps for Works」へ移行済み。2016年にはファイルサーバーをオンラインストレージへ移行する計画だ。