国内最大級のデータセンター(DC)に無人飛行の監視ロボット──。ICTを活用したサービス開拓に邁進するセコムの伊藤社長は、DCを核に社会のニーズに応えるサービスを作り続けると宣言。東京五輪に向け、ICTによる“おもてなし”の実現にも意欲を見せる。
2014年3月期は連結ベースで売上高、営業利益とも過去最高を達成しました。好調の理由をどうみていますか。
当社はこれまで、一貫して「社会にとって必要なサービス」を作り続けてきました。その積み重ねが今、数字となって表れていると考えています。
今後も社会的ニーズやお客様が欲していることに応えていく。安全・安心な社会を作ることに加え、これからは快適・便利な社会をつくることにも力を注いでいきます。
ICTをはじめテクノジーの進化によって、社会や人々のニーズはどんどん変化していきます。これまで無理だとあきらめていたことや、こういうものがあったらいいなと思っていたことが、ICTを使えば実現できるようになるからです。当社には、そうした変化にどう応えていくかが問われていると考えています。
進化したICTを活用して、安全・安心や快適・便利を実現すると。
ベースになるのは、あくまで安全・安心の実現です。その上に快適・便利なサービスを乗せていく。ここが重要です。