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インタビュー&トーク

アカマイ幹部「2017年からIoT向けインフラサービス強化、先駆けは自動車サービス」

佐藤 雅哉=日経コンピュータ 2017/01/04 日経コンピュータ

 Webコンテンツのインターネット配信ネットワーク(CDN:コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)世界最大手で、動画配信やWebサイトの高速配信などのインフラを提供する米アカマイ・テクノロジーズ。同社は2017年から、自動車のテレマティクスなどIoT向けインフラサービスを強化する。同社プレジデント兼ウェブ部門ジェネラルマネジャーのリック・マッコーネル氏にアカマイのIoTプラットフォームやその特徴を聞いた。

(聞き手は佐藤 雅哉=日経コンピュータ


アカマイが提供するIoT向けインフラサービスの特徴は何か。

 まずアカマイの特徴として、高度に分散化したプラットフォームが挙げられる。世界中に20万以上のサーバーがあり、3000以上の拠点、1600以上のネットワークが存在する。この分散化したプラットフォームこそIoTに適したプラットフォームだ。

プレジデント兼ウェブ部門ジェネラルマネジャーのリック・マッコーネル氏
[画像のクリックで拡大表示]

 この環境は、サーバーを中心に一元化した他社のプラットフォームとは異なる。企業のデータセンターやクラウドなど一元化したサーバー群は、IoTでは上手くいかないと考える。IoTでは数十億というデバイス、数百億というエンドポイントが存在する。それが中央サーバーに集中してつながると、コンテンツを受け取る中間点などでボトルネックが生じてしまう。コンテンツを配信する場合も障害が起こる恐れがある。

サービスを提供する主な分野は何か。

 アカマイがIoT戦略を考えたとき、まず初めに取り組んだのが自動車向けサービスだ。自動車向けの戦略は大きく分けて三つある。一つはOTA(オーバー・ザ・エア)で、ソフトウエアをコネクテッドカーに配信するものだ。次にDCP(データ・コレクション・プラットフォーム)で、車と自動車メーカーの間で相互通信を可能にするもの。そして最終的に目指すのが車車間の双方向通信だ。

 アカマイは2015年からコネクテッドカー向けにOTAサービスを提供しており、既に複数の自動車メーカーと取り組んでいる。今後OTAがさらに普及すると、車のダッシュボードはパソコンのディスプレーのようなものになるだろう。OTAでソフトウエアをダウンロードすると車に新しい機能が追加でき、これまで体験できなかったユーザー体験を提供できるようになる。

 OTAは電気自動車(EV)に適している。というのも大容量のバッテリーを搭載しているので、電源がオフの状態でもバッテリーの電力を使ってソフトウエアをダウンロードできるからだ。現在、OTAを利用しているのはEVがほとんどだ。2015年に米国で開催したカスタマーカンファレンスでは、米テスラモーターズに登壇してもらった。

 一方、ガソリン車ではバッテリーの容量が小さいため、走行中にアップデートする必要がある。今後、車がどのような状態でも迅速、かつ安全にダウンロードできるようにしていく。今はまだOTAを利用できる利用者は少ないが、今後1、2年で大幅に増やしていきたい。そのためアカマイは、世界中の自動車メーカーと協議を進めている。

 我々のプラットフォームを使えば、数万から数十万台の車両に同時にソフトウエアを配信できる。

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