「JIRA」「Confluence」などのソフトウエア開発ツールを提供する豪Atlassianが、今、日本市場において企業のワークスタイル改革支援に力を入れている。従来、ソフト開発効率化の用途で用いられてきた製品群を、あらゆる業種の業務効率化に応用していく戦略だ。日本法人のスチュアート・ハリントン代表取締役社長、長沢智治氏、大澤俊介氏、朝岡絵里子氏に話を聞いた。

(聞き手は羽野 三千世=日経コンピュータ


ソフト開発ツールでワークスタイルを改革するという。その具体的な内容について伺いたい。

写真●右から、アトラシアン 代表取締役社長 スチュアート・ハリントン氏、テクニカルエバンジェリスト 長沢智治氏、エキスパート パートナー マネージャー 朝岡絵里子氏、マーケティングマネージャー 大澤俊介氏
写真●右から、アトラシアン 代表取締役社長 スチュアート・ハリントン氏、テクニカルエバンジェリスト 長沢智治氏、エキスパート パートナー マネージャー 朝岡絵里子氏、マーケティングマネージャー 大澤俊介氏
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 当社は、2002年の創業以来、ソフト開発の業務を円滑化するための製品群を開発・提供してきた。今、これらのソフト開発支援ツール群を、ソフト開発以外の業務で使ってもらうことに取り組んでいる。

 思えば、ソフト開発とは世の中の仕事のうち、最も抽象度が高く複雑なプロジェクトの一つだ。このような業務を円滑化してきた知見は、あらゆる業種の業務効率化、ワークスタイル改革に役立つと考えている。

 具体的には、プロジェクト管理ツール「JIRA」、ドキュメント管理ツール「Confluence」、チャットツール「HipChat」を3本柱に、ソフト開発効率化の知見を、あらゆる業種の業務に提供していく。