米オラクルでAPI管理ソリューションをはじめとするシステム統合用のサービスを統括しているヴィカス・アナンド氏。同氏はクラウド上のシステム構築の全てでAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)の設計と管理が必要だと訴える。リニューアルするOracle Cloudの管理ソリューションについて聞いた。

(聞き手は広田 望=日経コンピュータ


米オラクル プロダクトマネジメント バイスプレジデント ヴィカス・アナンド氏
米オラクル プロダクトマネジメント バイスプレジデント ヴィカス・アナンド氏
[画像のクリックで拡大表示]

Oracle CloudのAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)管理ソリューションが新しくなると聞いたが、本当か。

 2017年春中に新バージョンをリリースする予定だ。2015年から「API Manager Cloud Service」というAPIを管理するPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)を提供していたが、新たにAPIの設計やポリシーを複数のソフトウエアゲートウエイに配信する機能を実装する。新しいサービス名は「API Platform Cloud Service」だ。

 API Platform Cloud ServiceのAPI設計機能は、2017年1月に買収を発表した米エイピエリ(Apiary)の技術を基に開発したものだ。APIを設計して実装し、管理するまでを一つのサービス内で完結できるようになる。サービス利用者はAPIのアクセス制限やアクセス解析ができる。