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インタビュー&トーク

強みはリスクマネジメント能力、2016年内に500人体制へ

KPMGコンサルティング
西崎 一郎代表取締役副社長

戸川 尚樹=日経コンピュータ 2015/01/20 日経コンピュータ

 KPMGコンサルティングが2014年7月に事業を開始してから半年がたった。ITコンサルティング事業の強化を図るため、2014年末までにITスキルを備えたコンサルタントを76人採用した。同社の強みは何か。競合とどのようにして差異化を図っていくのか。等松・トウシュロスコンサルティング(現アビームコンサルティング)やべリングポイント(現プライスウォーターハウスクーパース)などで約30年、ITコンサルティングを手掛けてきた西崎副社長に語ってもらった。

(聞き手は戸川 尚樹=日経コンピュータ


写真●KPMGコンサルティングの西崎 一郎代表取締役副社長
[画像のクリックで拡大表示]

御社の強みは。

 一言でいえば、リスクマネジメント能力の高さだ。我々の事業の柱は、「リスク&コンプライアンス」「ビジネストランスフォーメーション(事業変革)」「テクノロジー」の三つある。なかでもリスク&コンプライアンスを得意分野としており、ここで内部統制、ITガバナンス、システム監査、情報セキュリティなどの強化に向けた支援サービスを提供している。

 全社的にリスクマネジメントに力を入れているということもあり、ITシステムの開発を手掛ける場合でも、「無茶をせず安全にやる」ことを最優先する。挑戦しないということではない。「売り上げを拡大したい」というこちらの思惑で、顧客のシステム開発プロジェクトの規模を拡大したり、スコープを広げたりしないということだ。

具体的にはどういうことか。

 例えば会計システムを刷新するプロジェクトを引き受けたとする。ところが、途中で人事システムを見直す必要性が出てくることもある。我々としては売り上げが増える可能性が高まるので、引き受けたいところだが、営業部門の判断だけで受注活動を進めることはできない。

 当社の場合、赤字プロジェクトを避けるため、当初のスコープにはなかった人事システムの仕事を受けるかどうかを、様々な観点からリスクチェックする。「ついでに受注する」ということは社内ルールでできないということだ。

 こうした社内の審査を終えて、問題がなければシステム開発案件を追加で受注する。強調したいのは、赤字プロジェクトを避けるため、厳しいチェックルールを導入しているということだ。

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