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クラウドへの移行でありがちな10の過ち(下)

2017/12/08

John Edwards CIO

 クラウドに移行することで、企業として確実なメリットを手に入れ、損失や訴訟沙汰と無縁でいたいのであれば、ありがちな失策は避けたいところだ。今回の記事では、よくある失策を10個紹介する。

前回から続く)

8.自動化されたスクリプトを盲目的に信用している

 クラウド環境に移行する大きなメリットの1つは、コンピューティングリソースのプロビジョニングとその解除を自動化できることだ。

 「大体においては、どのような種類の自動化も、企業に恩恵をもたらす」。米ITコンサルティング企業Kastling GroupのDavid R. Lee最高執行責任者(COO)はこう述べている。しかし、自動化されたプロセスがきちんと記述されていない場合や複雑すぎる場合、あるいは十分に文書化されていない場合には、長いダウンタイムが発生する恐れがあり、重要な業務に甚大な影響が及びかねない。

 「自動化されたスクリプトの自動テストを制御環境で行うことや、自動リカバリのトレーニングを行うことで、場合によってはリスクを緩和できるかもしれない」とLee氏は言う。

9.クラウド移行後のセキュリティは自社の問題ではないと信じている

 一般には、クラウドサービスは強固なセキュリティを備えている。「クラウドサービス事業者は、あらゆる種類の企業を相手にしていることから、企業によっては決して直面しないような類いのセキュリティ問題も考慮し、解決している」とAllio氏は言う。

 だが、ユーザー企業のシステム管理がお粗末だったり、ソフトウエア開発プロセスが不確実だったり、セキュリティポリシーが無計画だったりしても、通常はクラウド事業者は何もしてくれない。「そこは引き続きユーザー企業自身の仕事だ」とAllio氏は言う。米大手信用情報会社Equifaxで最近起きた情報漏えい事件の根本的な原因の1つは、Webサーバーのソフトウエアにパッチを適用していなかったことだという点を同氏は指摘する。

 「仮にEquifaxが、マネージドクラウドサービスにアプリケーションを移行していたら、パッチは自動で適用されて、データ流出を防止できただろう。クラウドサービスを適切に実装しないと、セキュリティの穴が生じる恐れがある」

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