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クラウドへの移行でありがちな10の過ち(上)

2017/12/04

John Edwards CIO

 クラウドに移行することで、企業として確実なメリットを手に入れ、損失や訴訟沙汰と無縁でいたいのであれば、ありがちな失策は避けたいところだ。今回の記事では、よくある失策を10個紹介する。

 「太陽は雲の上で輝いている」と楽天家たちは好んで口にする。だが、言及はされないものの、その雲の下は往々にして、強風、豪雨、落雷、ひょうに見舞われている。

 クラウドコンピューティングも同じだ。雲の上に目をやると、信頼性、柔軟性、管理性、スケーラビリティなど、クラウドにはさまざまなメリットがあるとされる。しかし雲の下に目を向ければ、クラウドの暗黒面が見えてくる。1つの誤り、見過ごし、計算違いが、壊滅的な事態につながりかねない。

 クラウドに移行することで、企業として確実なメリットを手に入れ、損失や訴訟沙汰と無縁でいたいのであれば、ありがちな失策は避けたいところだ。今回の記事では、よくある失策を10個紹介する。

1.ガバナンスやプランニングがないままにクラウドへ移行する

 クラウドでは、インフラのリソースを実に簡単に調達できる。しかし一方で、それに伴うポリシーやセキュリティ、コストの問題をうっかり見落とすことも、同じく簡単だ。そこで欠かせないのがガバナンスとプランニングである。

 「ガバナンスとプランニングという目標の達成を一気に目指す必要はない」。そう話すのは、米ITコンサルティング企業SPR Consultingでクラウドインフラ関連業務のトップを務めるChris Hansen氏だ。「自動化に支えられた小さな反復を繰り返していく。その結果、監視・管理、セキュリティ、財務というガバナンスの重要分野3つに対処でき、問題を素早く表面化して改善できる」

 関連する失策としては、セキュリティ、データバックアップ、事業継続など、クラウドに関する個別の任務について組織の誰が責任を負うのかをきちんと見極めていないというものもある。

 「何か問題が起きた時に、こうしたことが明確になっていない企業は、極めて難しい状況に置かれる恐れがある」。セキュリティの自動化プラットフォームを手がける米SourceClearのRobert Wood最高セキュリティ責任者(CSO)はそう述べている。

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