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セルフサービスBIの5つの落とし穴(下)

2017/11/17

Thor Olavsrud CIO

 数多くのメリットがあるセルフサービスBIだが、思わぬ落とし穴にはまり込んで対応を余儀なくされる場合もあるという。ここでは、セルフサービスBI戦略に伴って生じる副作用を5つ紹介する。

前回から続く)

4.規模の拡大が難しい

 セルフサービスBIが登場した理由の1つは、業務部門の俊敏性を高めるためだ。従来、業務部門がビジネスチャンスを生かすために必要としているデータやインサイトをIT部門が提供するには、長い時間を要していた。セルフサービスBIは、業務部門が必要とするデータやインサイトを必要なタイミングで提供するのがうたい文句だ。そして多くの点では、そのうたい文句どおりの働きをしてきた。だが、BIの取り組みの規模を拡大する必要が生じたとたん、課題が見えてくる。

 Aziza氏は次のように言う。「IT部門の対応を待つより、セルフサービスの方が速い。だがそれでは、ビッグデータを小さく考えている。個別の社員や業務部門のレベルではうまくいくが、ニーズに合わせた規模の拡大ができなくなるのは時間の問題だ」

 またMariani氏はこう説明する。「IT部門は、目の前の問題だけの解決を目指している多くの業務部門よりも長期的な考えを持ち、未来についてよく考えている。だが、一元的なモデルに対して業務部門が嫌悪感を示すのは、待たされるのが嫌という理由と、業務部門が必要とするものをIT部門は妥当な期間内にきっと提供できないだろうという不信感からだ。Yahoo!では、ディスプレイ広告について把握するための新しいディメンションを1つ追加するのに1カ月かかった。業務部門は1カ月も待てない」

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