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ERPシステムの選定と導入でありがちな11の誤り(上)

2017/10/23

Jennifer Lonoff Schiff CIO

 今回の記事では、ERPシステムの選定・展開・実装の際に犯しやすい11の大きな過ちを紹介する。ERPに関するこうしたミスは高くつく可能性があるので、どうすれば防げるかを押さえておこう。

 現在のERP(統合基幹業務システム)は、オンプレミス型やSaaS型、さらには特定業種向けのシステムなど、これまでにないほど多彩な種類がある。システムの選定を担う意思決定者が、自社にとって特に重要な機能は何かを検討しようとしても、選択肢の多さに圧倒されてしまうかもしれない。そこで、この複雑な状況の中でERPシステムを選ぶ時に注意すべき点について、ERPに精通した各氏に話を聞いた。

1:要件の取りまとめをしっかり行っていない

 米コンサルティング会社Cloud Technology Partnersのバイスプレジデントで主席アーキテクトのEd Featherston氏は次のように言う。「実にありがちで、ついしそうになるのが、既存のビジネスプロセスをそっくりそのままERPシステムで自動化しようとすることだ。発想としては、そうなるのも無理はないと思う。しかし実際には、ERPの要件取りまとめの一環として、ビジネスプロセスの分析に時間と労力をかけることが絶対に必要だ。新しいERPシステムを導入する時は、ビジネスプロセスの見極めや改善、再設計のチャンスだ。まずいプロセスを自動化しても、まずいプロセスのままで速度が上がるだけだ」

 エンタープライズ向けクラウドソリューションを手がける米Knoa SoftwareのBrian Berns最高経営責任者(CEO)も同様の見解だ。「新しいERPソリューションへの移行を始める前に、ソフトウエアの利用に関する重大な課題や難点を確認し、重要なプロセスを細かく検討するといったことを怠る企業が多すぎる。時代遅れで効率が悪い複雑なプロセスを、新しいプラットフォームにそのまま移行するのではなく、必要な修正をあらかじめ加えられるよう、ビジネスクリティカルな問題を移行の前に特定して対処する必要がある」

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