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デジタルトランスフォーメーションの核心はディスラプション(後)

2017/08/31

Clint Boulton CIO

 デジタルトランスフォーメーションという言葉をどのように定義するか、企業の最高情報責任者(CIO)10人に尋ねてみたら、恐らく10通りの答えが返ってくることだろう。包括的なビジネス変革を促進するためのテクノロジープロジェクトをいくつも並べているところは大枠として共通しているだろうが、それでもやはり、デジタルトランスフォーメーションを定義することは簡単ではない。

前回から続く)

デジタルトランスフォーメーションとデジタルオプティマイゼーションの違い

 あまり知られたくない秘密だが、CIOがデジタルトランスフォーメーションと表現している取り組みは、実はデジタルトランスフォーメーションではないことが多い。モバイルアプリ、AIベースのチャットボット、アナリティクス、各種デジタルサービスは、既存のサービスを充実させるために使われていることが多々ある。米Gartnerのアナリスト、Hung LeHong氏の話を聞いてみることにしよう。企業が実施している取り組みが「デジタル・ビジネス・トランスフォーメーション」なのか「デジタル・ビジネス・オプティマイゼーション」なのかを見抜くことは、同氏の仕事の1つである。

 「ごく簡単に言えば、我々はデジタル・ビジネス・トランスフォーメーションという言葉を、掛け値なしに新しい収益源、プロダクト、サービスやビジネスモデルを追求している企業に対してのみ使っている」とLeHong氏は言う。これには、新しいデジタルビジネス部門の創設や、デジタル分野の買収も含まれる。時には、その新しいビジネスモデルが、隣接市場や新業種へのチャレンジにつながる場合もある。

 米General Electric(GE)は、「デジタルツイン」で知られるインダストリアル・インターネットの取り組みの中で、エンジンやタービンをソフトウエアサービスとして売り込んでいる。同社が編成しているのはデジタル・ビジネス・トランスフォーメーションだとLeHong氏は言う。GEと同じような大胆なデジタル戦略を企業が進めるのは、ディスラプションへの恐れからであったり、自らが業界にディスラプションを引き起こすためであったりする。

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