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デジタルトランスフォーメーションの核心はディスラプション(前)

2017/08/29

Clint Boulton CIO

 デジタルトランスフォーメーションという言葉をどのように定義するか、企業の最高情報責任者(CIO)10人に尋ねてみたら、恐らく10通りの答えが返ってくることだろう。包括的なビジネス変革を促進するためのテクノロジープロジェクトをいくつも並べているところは大枠として共通しているだろうが、それでもやはり、デジタルトランスフォーメーションを定義することは簡単ではない。

 確かにデジタルトランスフォーメーションでは、新たな収益源やビジネスモデルを追求するためにテクノロジーをどのように使うかという面を、根底から考え直す必要がある。また、ビジネスに主眼を置いた哲学と、アプリケーションの高速開発のモデルとを組み合わせるという点で、部門間にまたがったコラボレーションも必要になる。しかし、多くの企業が行っている取り組みは、一見デジタルトランスフォーメーションのようでも、実はデジタルオプティマイゼーション(最適化)であり、新たなデジタルイニシアチブで既存のサービスを充実させているにすぎない。結局、デジタルトランスフォーメーションの定義に苦労した人の多くは、最終的には「見れば判断が付く」という言い方に落ち着く。

 米マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院のMIT Initiative on the Digital Economyの主席リサーチサイエンティストであるGeorge Westerman氏は、デジタルトランスフォーメーションとそれ以外を自らの目で見て判断する1人だ。「企業がテクノロジーを利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させた時がデジタルトランスフォーメーションだ」とWesterman氏は言う。変化を促す要因は、市場に参入したばかりの新顔が引き起こすディスラプション(破壊)であったり、新規顧客獲得のチャンスを手にしたライバル企業が引き起こすイノベーションであったりすることが多い。

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