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デザイン思考をCIOが生かすための秘策は(下)

2017/09/01

Clint Boulton CIO

 デジタルトランスフォーメーションを成功させるための重要な要素の1つとして、デザイン思考が浮上しつつある。だが、デザイン思考とは何なのだろうか。そして、先進的な最高情報責任者(CIO)たちは、事業価値を高めるために、デザイン思考のパワーをどのように生かしているのだろうか。

前回から続く)

 共感:プロジェクトの対象となる無数のステークホルダーに対する理解と共感が欠けている場合、それもプロジェクトが失敗する大きな理由の1つとなる。エンドユーザーは集団意識を共有しないため、共感を捉えることは簡単な作業ではない。また、企業がソリューションをデザインする時には、そのインストール、修復、保守を担当する人を常に念頭に置く必要がある。この部分では、コンテキストインタビューなど、行動観察や参加型デザインの手法がITチームにとって役に立つ。

 反復(イテレーション):直線的な考え方によるコーポレートガバナンスはイノベーションを阻害することが多い。イノベーションには、反復型の手法によるプロダクト開発が必要だ。優れたアイデアや斬新なアイデアには、幾度かの小さな失敗が必然的に伴い、企業はそれを見越しておく必要があるとPacone氏は言う。そのためには、ステークホルダーからのフィードバックに基づいて、ソリューションのスケッチング、ストーリーボード作成、プロトタイピングを行う必要がある。「インパクトがある本当に革新的なソリューションは、数々のイノベーションのたまものであり、仮説の検証と改良を継続的に繰り返すことから生まれる。製品化までの時間短縮という金科玉条は、今の時代には見当違いだ。反復を最も速く、かつ的確に行える企業が、勝利を収める」

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