TOPマネジメント > ベストプラクティスでIT部門を失敗に導く方法(下)

マネジメント

ベストプラクティスでIT部門を失敗に導く方法(下)

2017/07/07

Bob Lewis CIO

 業界で「ベストプラクティス」と称されている手法を取り入れたことが、IT部門にとって失敗につながるケースは多々ある。恐らくは、その仕事を初めて手がける人が、うかつに取り入れてしまうケースだ。

前回から続く)

9:アジャイルとオフショアを同時に追求する

 アジャイルの手法にはメリットがたくさんある。成功のためには、細かな軌道修正を頻繁に加えられるようにユーザーのインフォーマルな関与を高い水準で行うこと、開発者が進捗を毎日確認すること、ユーザーの受け入れテストを日常的に行うことが必要だ。

 オフショアのメリットの1つは、人件費の時間単価が安いことだ。一方、アジャイルの基盤となるような、ユーザーのインフォーマルな関与が頻繁に発生し得る状況には向いていない。大きな時差、言語の壁、文化の溝、Web会議で対処可能な範囲に限られるコミュニケーションを総合すると、アジャイルはかなりハードルが高い。

 それでもアジャイルを実践することは不可能ではないが、臆病者には向かない。もちろん、アジャイルの経験が浅いIT部門にも向かない。アジャイルで行くか、オフショアで行くかは、二者択一だ。

Twitterもチェック

↑ページ先頭へ