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企業のデジタルトランスフォーメーションを促すDevOps(前)

2017/03/21

Clint Boulton CIO

 その実現のために、各社は、ソフトウエアのテスト、インフラ、デプロイに関する機能を自動化し、アプリケーションを実稼働環境に移行するペースを速めている。DevOpsでは、ソフトウエアに改善が必要な場合、稼働前の状態にロールバックして修正を加えることも簡単だ。

DevOpsがアジャイルの上を行く理由

 現在のDevOpsの波が来る前には、アジャイル開発の波があった。アジャイル開発は、古典的なウォーターフォール型開発からの脱却だ。ウォーターフォールでは、ビジネス部門がソフトウエアプロジェクトの要件を作成してIT部門に引き渡し、成果物の完成を数カ月待つ。対照的にアジャイルでは、ビジネス部門とIT部門の密接な連携が欠かせない。両者が力をあわせ、数週間のスプリントでソフトウエアを開発する。厳格なプロセスに従って進むウォーターフォールとは違って、要件の柔軟性が考慮されており、期待されているものと実際の成果物とを整合させやすい。

 しかし、アジャイルで何もかも解決できるわけではない。アジャイルを取り入れた企業でも、要件の伝達で食い違いが生じ、行き詰まることが時にある。Mirchandani氏も、2008~2013年にEMCのCIOを務める中でそのような経験があった。

 「CIOの私が、ビジネス部門の最高責任者との間で、テクノロジー、方針、アプローチ、あるいは特定の要件について合意しても、組織の階層を下っていく中で、ずれが生じていった。俊敏さのレベルや要件が変わり、皆がプロセスのわなにはまった。一人ひとりは良かれと思って動き、自分の職務をきちんとこなそうとしていたものの、ビジネスの問題をしかるべきスピードで解決できなかった」

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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