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CPO(最高プロダクト責任者)へのキャリアパス(下)

2017/02/17

Sharon Florentine CIO

 かつて「Pontiac Aztek」という車があった。米General Motors(GM)が2001年に発売した車だ。SUV、ワゴン、ハッチバック、セダンをかけ合わせたような、珍妙なデザインでパワー不足の中型車である。奮闘を続けていたGMにとって、新たな路線だと称賛された。なるほど、よく言えば「ユニーク」な外観の車であることは間違いない。だが、近年の記憶にある中では、構想のまずさと受けの悪さという点で、ワーストの製品の1つでもある。革新的な新生GMの第一歩になるはずだったこの車は、現代にも相通ずる教訓を残して消えていった。

前回から続く)

 プロダクトを担う役職で成功を収めるために頭に入れておくべき重要事項として、Willerer氏は4点を挙げる。1つ目は、潜在顧客に影響を与えているトレンドや、そのトレンドの今後の動向に対する洞察と理解だ。

 2つ目はコミュニケーションだ。「私は、プロダクトと会社がどちらへ向かっているのかを、CEOや幹部に明瞭に伝える必要がある。また、プロダクトの重要性とそのビジョンを、社員に伝える必要がある。そのビジョンで社員を鼓舞することもせずに、とにかくついて来いと命じるわけにはいかない」

 3つ目は構造的思考だ。それがあれば、目標と戦略を手ごろな大きさに細分化でき、そこからプロジェクトを構成してプロダクトのデザインと完成につなげることができる。

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