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企業の人材採用、隠れた逸材を発掘するには(上)

2016/06/13

Sarah K. White CIO

 社員を採用する時に、人材市場の中でトップクラスの人材を追求する企業もある。だが、タスク/プロジェクト管理ソフトウエアを手がける米WrikeのCEO(最高経営責任者)、Andrew Filev氏が志向する路線は他とは違う。現在の勤務先で過小評価されている人材を探し出して、その人の強みを伸ばし、万能型のチームを構築するという考え方である。

 Filev氏はこう話す。「当社のチームには、『見捨てられたおもちゃの島』というニックネームが付いている。社員たちが昼食を取っていたある日、入社前の経歴があまりに多種多様であることに思い至った数名が、自ら付けたニックネームだ。こうした社員は、当社に入った時点ではあまり経験がなかったり、現在の職種とは無関係な分野で経験を積んできたりした社員たちだ。前の勤務先でやりがいや成長を得られずにいた社員も多い。だが、当社に入社した後は、チームで中心的な役割を担っている。チームリーダーやプログラムマネージャーになった者も多い。こうした社員は、当社の中で大きな文化的資産だ」

 最初のうちは、過小評価されている人材を同社が採用したのは、そうせざるを得ないという理由からだった。スタートアップの頃は、米Facebookや米Googleのような企業と張り合ってスター社員を獲得できる見込みは薄いからだ。だが、同氏がすぐに気づいたのは、候補者が持つポテンシャルを見極めたうえで、その最大の強みを積極的に伸ばしていけば、選りすぐりのチームを結成できるということだった。スター社員になれるのに過小評価されている人材を見極めて採用するためのヒントとして、同氏は5つの点を挙げた。それぞれ見ていこう。

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