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サイバー保険の意義とは(下)

2016/06/03

Kim Lindros and Ed Tittel CIO

 現代のビジネスやマーケティングでは、テクノロジーやソーシャルメディア、ネット決済が重要な役割を果たしている。これらはいずれも、サイバー攻撃の入り口になり得る。ハッカーや悪党が仕掛けるありふれた攻撃から、内部犯行、国家主導の攻撃まで、サイバー攻撃の可能性は確実に存在し、大企業にせよ中小企業にせよ、深刻な被害につながる恐れがある。企業は、リスクマネジメント計画の一環として、さまざまなリスクについて、回避/保有/低減/移転のどの対応策を取るかを日ごろから判断しておかなくてはならない。このうち、リスク移転の役割を担うのがサイバー保険である。

前回から続く)

サイバー保険の費用対効果は

 顧客情報の保持と管理を行う企業や、オンライン決済の情報を蓄積している企業、クラウドを利用している企業は、いずれもサイバー保険の予算確保を検討した方がよい。また、企業のネットワークに接続するデバイスの数が急増していることも考慮しなくてはならない。取りも直さず、悪党たちが企業の資産にアクセスする機会が増えていることになるからだ。

 現在は、あらゆる企業への攻撃が増えつつある。中小企業の場合、うちは無名の会社だから安全、などと考えがちだが、米Symantecが2015年6月に発表した「Symantec Intelligence Report」によると、フィッシング攻撃の30%以上は、社員数250人未満の企業を標的としていた。また、同社の「2016 Internet Security Threat Report」によると、2015年に発生した攻撃のうち、中小企業を標的としたものは全体の43%に及んだ。

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