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NFLにIoTの波、全選手がRFIDタグを装着(上)

2015/10/05

Thor Olavsrud CIO

 2015年シーズンのNFL(米プロフットボールリーグ)は、前年のスーパーボウルの覇者ニューイングランド・ペイトリオッツが本拠地のジレット・スタジアムでピッツバーグ・スティーラーズを迎え撃った現地時間2015年9月10日の一戦で幕を開けた。今シーズンのNFLは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を大々的に導入する。

 今シーズンのNFLの試合では、すべての選手のショルダーパッドに、25セント硬貨(直径約24mm)ほどの大きさのRFIDセンサー2個が内蔵されている。各センサーは固有の周波数で電波を発信し、すべてのスタジアムに設置されたレシーバー20基でその電波を受信する。こうして、フィールド上での各選手の位置、移動速度、移動距離、加速度をリアルタイムで正確に割り出すことができる。センサーは左右の肩に1個ずつあり、選手同士のマッチアップも特定が可能だ。

 NFLは、センサーを利用して生成したデータを、まずはXbox OneとWindows 10用のNFLアプリの2015年版で活用する。例えば、「Next Gen Stats」と呼ぶ新たなスタッツを利用したリプレー機能では、アプリ上で見られるハイライト映像と連動する形で各選手のスタッツを確認できる。このアプリ以外にも、放送局に提供する情報や、スタジアム内での表示、コーチ陣や選手に提供する情報としても、センサーのデータを活用する予定だ。

 NFLで新興の製品とテクノロジーを担当する部門のシニアディレクターを務めるMatt Swensson氏は次のように言う。「NFLがこれまで使ってきたのは昔ながらのスタッツだ。NFLとしては、その範囲を広げて、新たなスタッツをファンに提供する取り組みに大きな関心を寄せてきた。その過程で、データの活用によって試合のワークフローを効率化する方法についての認識が深まった」

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